自転車トラック種目の大会再編でGCN動く。

先に開催された自転車トラックの世界選手権では、女子オムニアムで梶原悠未選手が優勝するという快挙が達成されました。世界ランキング2位で臨んだ大会で堂々たるパフォーマンスです。
その裏で発表されたのが、今後のトラック種目の大会再編について。従来開催されていたトラックサイクリング・ワールドカップをトラックサイクリング・ネーションズカップと改称するとともに、新たな大会として「トラックサイクリング・ワールドリーグ」を創設します。

ワールドリーグの最初の大会は2021年11月を予定しており、世界選手権の上位入賞者を中心に参加選手を厳選。男女各4種目に絞ることで2時間程度に収まるコンパクトなイベントを目指すとのこと。完全にテレビ中継を意識したフォーマットですね。
そして、このイベントを手がけるのがユーロスポーツとGCNであるところが大きなポイントです。8年契約を結んでいるとのことなので、2028-29シーズンまで大会が継続されることとなりますし、両局によってグローバルに中継されます。

一方、ワールドカップ改めネーションズカップと世界選手権についてはEBU(欧州放送連合)とIMGが放映権を持っており、こちらは2024年までの契約です。つまり、ユーロスポーツとEBU・IMGを競わせる形となったわけですね。
ロードレースもユーロスポーツとIMGが多くの放映権を持っているという現状がありますので、この決定は今後両社のパワーバランスを変えることになりそうです。視聴者にとってはより多くのレースが見やすい環境が整うことを願うばかりであります。

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