無い袖は振れないDAZN。活路は東南アジアか。

DAZNの経営状態については多くの方が危惧されているかと思いますが、以前は公開されていた財務データもいまは非公開となり、まったくもって不透明な状況です。

5月に予定されていたボクシングの全世界ローンチはもちろん延期。社員の一時帰休にも踏み切りました。Jリーグを含め、今後支払いが予定されている放映権料についても減額や先送りの交渉を進めざるを得ない状況にあります。

もちろん開催されない試合の放映権料を支払う道理はないのですが、主催団体とは今後も共存し、長期的な関係を築いていく必要があります。未来を描けず目先のコストカットに集中せざるを得ないのであれば、現在の苦境を乗り切ったとしても次の苦境が待っていることになります。

実質的なオーナーであるBravatnik氏の資金力を考えれば、やる気さえ失わなければ当面持ちこたえることはできると思われますが、誰もが想像しなかった未曾有の事態においては、どんなことが起こっても不思議ではありません。
ちょうど昨日に流れたこの話題。Jリーグ側から支払いの繰り延べを提案した、ということになっておりますが、実際はどうだったのかはさておき、メッセージの出し方としてはうまいなぁ…と。

Jリーグは今後に備えて銀行からの融資枠を設定することに成功し、当座の資金難は免れました。その後ろ楯になっているのはDAZNの放映権料ですからマッチポンプ的な話なのですが。
この記事は、DAZNのシンガポールの拠点で代表を務めているPeebles氏が今年後半に辞任する予定だというものですが、これは東南アジアにおけるローンチの準備がようやく固まったものだと肯定的に書かれています。

DAZNは東南アジアのいくつかの国において欧州CLの放映権を獲得しており、サブライセンスしている国もありますし、タイでは自らのYouTubeチャンネルを持っています。また、傘下のメディアである「Goal.com」での配信も行っています。

タイでは無料配信なので現状マネタイズができていないのですが、タイリーグの放映権獲得を目指していることは当ブログでも以前紹介しました。これが正式に決定すれば、タイを含むいくつかの国においてローンチが確定することになるでしょう。フィリピンも有力候補ですかね。
●タイの状況(5/11時点)
感染者数: 3,015
死者数: 56
人口: 6,780万人
逆にマイナスととれる記事もあります。スペインで欧州CLの入札に競り負けたというものです。

サッカーにおいてはコパ・デル・レイの放映権を獲得していますが、ラ・リーガは難しくても自国のクラブが出場する大会は持っておきたいもの。しかし、いまは巨額な投資をする余裕はなさそうです。いま持っているものでなんとかやりくりするのが現実的でしょう。

悲しいことにスペインは世界でも多くの犠牲者が出てしまいました。経済的にも大きな打撃は避けられませんが、スペインが今後どう立ち直っていくか、当ブログでも応援を込めて見守っていく所存です。
●スペインの状況(5/11時点)
感染者数: 268,143
死者数: 26,744
人口: 4,700万人

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