プレミア、3.4億ポンドの減額を迫られる。

試合をすればいいってもんじゃない。世界最高峰の放映権料を誇るプレミアリーグにはそれだけクオリティの高い試合を提供する義務があるということで、現在議論されている再開計画に放送局は不満たらたらのようです。

その結果、放映権料の減額を迫られており、その額は少なくても3.4億ポンド(約440億円)、状況によってはさらに上積みもあり得るとのこと。
シーズンが圧縮され、当初のカレンダーが狂ったことについてはまだ理解できます。週末の試合が平日になったり。放送するスポーツが他にもたくさんある中で、視聴者が使える時間には限りがあります。

ただ、無観客だから、中立地での開催になるから、といった理由で減額というのはちょっと冷たい気がします。中立地での開催は降格争いをしているクラブが猛反対。そりゃ降格すれば分配金が一気に減るわけですから、簡単に不公平な措置は受け入れがたい。

Jリーグはそんな不公平さを鑑みて今季の結果による降格を行わないと決定していますが(昇格はあり)、もしプレミアが同等の措置をとった場合も減額の対象に。降格争いがなくなることで消化試合が増えるからということですが…どうなんでしょ。

さすがプレミア、運営する側も放送局側もカネには敏感。みんな必死です。なお、万が一リーグ打ち切りに至った場合、損害はさらに膨らみ10億ポンドを超えるであろうとのこと。さすがに打ち切りは政府も望んではいないでしょうが、次の会議が予定される5/18には何らかの決定が下されるはずです。

感染拡大を防止しながら開催を続けていくには移動のリスクを最大限考慮せねばならない。各国のリーグが直面する課題です。野球でもNPBやMLBが悩んでいます。感染かマネーか。本来天秤にかけるものではないのかもしれませんが、どこも近日中に決断を迫られることになります。

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