スペインDAZN、F1に手を出す余裕はあるか?
本日はスペイン2本立てとなりました。
まだシーズンは開幕してないというのに来年のF1がもう熱い。サインツJr.選手のフェラーリ移籍が発表されると、あのアロンソ選手がルノーから復帰するのでは?という噂が流れ、スペインがにわかに盛り上がっています。
そんなスペインでF1を中継しているのは衛星放送のMovistar。今年限りで契約が切れるとのことですが、親会社のTelefonicaは延長したいとの意志を示しているとのこと。
対して、すでにMotoGPやWRCの放映権を保持しているDAZNはどう動くのか。興味ありとの報道もあれば、興味なさそうという報道もあって態度が見えてきません。いまの状況ではサバイバルが最優先であって、値上がり確実なF1に大金を突っ込む余裕はなさそうな気もしますが…
ただ、Telefonicaにとっても交渉は簡単なものではなく、現在F1が進めている自前サービス「F1 TV Pro」との折り合いをどうつけるのか。契約が更新されるタイミングでこのサービスの導入を狙っていることは明らかであり、権利の分割を迫られることになるでしょう。
それはともかく、F1にとってはまず今シーズンを成立させねばなりません。当初予定していた21戦の開催はまず不可能であり、同じサーキットで2戦行うなどさまざまな手を使ってレース数を確保しようと躍起です。その場合、グランプリの名前ってどうなるんでしょう。
一説では15戦以上開催できないと放映権料にも大きな支障が生じるとか。無観客レースになることにより、レース主催者から徴収していた開催料も大幅に割り引かざるを得ません。
世界中を転戦するだけに長距離移動の問題も大きく、綱渡りの状態で開催が続くこととなります。ヨーロッパ(および中東)だけでシーズンが完結する可能性すら考慮に入れざるを得ない、そんな状況です。
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