【無念】夏の甲子園、中止。

本来ならば当ブログで取り扱うのにはふさわしくない話題なのかもしれません。なにせ放映権料が存在しませんので。一部には利権がどうのといった声があるのも聞いてますが、無観客にした時点で赤字は確実なのです。

甲子園をとりまくお金の事情については、以下の記事に詳しいのでこちらを参照してもらえればと。まぁ、個人的には少しは放映権料とっていいと思いますけど。

筆者の母校は甲子園の出場経験があるのですが、その際にはOBにも当然ながら寄付の依頼がありました。選手と関係者には交通費と滞在費の補助がわずかながらありますが、大半は寄付で賄われますし、応援は各自の負担でバスツアーなどを利用することになります。規模が大きすぎるだけで、もともとその程度の脆弱な大会なのです。

幸いなことに日本におけるコロナウイルスの感染状況は落ち着きを見せていますが、もちろん油断はできません。休校が続き練習もままならないこと。夏休みの短縮が予想され日程の確保が難しいことをふまえれば、中止という決定はやむなしと言わざるを得ません。

とはいっても、やはり寂しいものです。日本最大級のアマチュアスポーツ大会が消えるということは、球児やその家族、監督などすべての関係者にとって大変心苦しいことであることは間違いありません。プロを目指す選手もいますが、それよりも目の前の1勝を目標に頑張っている選手のほうが多いのです。

もちろん野球だけが特別ではなく、他のスポーツも、さらには文化部の皆さんにも目指す舞台がなくなることの無念さがあります。何かしらの機会が設けられることを願ってやみません。そのためにもコロナの早期終息を。