世界のラグビーもろもろ。
世界のラグビーがぐちゃぐちゃなので、いろんな記事をまとめておさらいします。
いわゆる「ティア1」に位置づけられるヨーロッパ6か国と南半球4か国。そこに日本が加わるとの話もありますが、それぞれにコロナ禍の被害状況が異なり、また経済事情も異なることから今後パワーバランスに変動が生じてきそうです。
まずは来年のカレンダーを合わせないといけません。今年乱れに乱れたカレンダーを修正し、クラブの試合と国どうしの試合(テストマッチ)をはめ込んでいく作業はサッカーなど他の競技と共通する悩みです。
ヨーロッパ諸国がコロナで多大な被害を被る一方、NZやオーストラリアは比較的軽微ですんでいます。これもまた温度差があるようです。
スコットランド・アイルランド・ウェールズ・イタリアのクラブで構成されるリーグ「Pro14」に、投資会社のCVCキャピタルパートナーズが28%の出資を決めたとのこと。
すでにイングランドのプレミアシップ・ラグビーにも27%出資。最近ではセリエAとの交渉を進めていることも記事でご紹介しました。苦しい時に出資してくれるのは神なのか、それともハゲタカなのか。
それとは直接関係なく、イングランドの強豪クラブであるサラセンズはサラリーキャップ違反が発覚し2部に降格の処分。有力選手を放出せざるを得ない状況に陥っています。
その一人であるイングランド代表のクルーズ選手がパナソニックに移籍するとのこと。イングランドは海外でプレーする選手を代表に選ばないとのことですが、今回は特別な事情であり、かつ監督はエディー・ジョーンズということでどうやら特例が認められそうだとのこと。
南アフリカ代表のモスタート選手はホンダへ。南アフリカは残念ながら感染者の増加ペースが止まっていません。アルゼンチンもそうなのですが、南半球の中でもまた足並みが揃わない状態となっています。
オーストラリアはコロナの被害はさほど大きくないものの、ラグビーリーグなどに押されてお金がなく、これも選手流出を招きそうな感じです。で、行き先として日本の名前があがるという。
日本も苦しいですが、完全プロ化が遅れていることが今回は有利に働いており、大企業をバックにしたチームは魅力的。おそらく撤退するところはほとんどないでしょう。それだけジャパンマネーがあてにされているということでもありますが。
スーパーラグビーは再開の見込みが立たず、NZは自国内で独自の大会を設立。オーストラリアもそれにならい、サンウルブズに参加を打診しているとのこと。
いったんは移動の問題などで断念したのですが、オーストラリア側があきらめていないようで、まだ結論が出ていません。もう解散かと思いきや、崖っぷちで踏みとどまってます。
いずれにせよ、移動制限は徐々に解いていかねばならず、そのためには比較的被害が軽微だった日本とオーストラリアは早めに動ける環境にはあるのでしょうが…まだまだ道半ばです。
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