アース・モンダミンカップ、異例の月曜決着。

女子ゴルフ開幕戦「アース・モンダミンカップ」は、日曜の最終ラウンドが雨で順延となり、異例の月曜決着となりました。

これはもともと予備日を設定していたためですが、一般的には一部のメジャー大会を除けば土曜までの順位で結果を確定させるのが普通です。これもまた主催者であるアース製薬さんのこだわりのひとつです。

月曜に持ち込せば多くのスタッフに残ってもらう必要があります。インターネット中継も4チャンネルから1チャンネルに縮小されたものの、月曜も中継を続けました。瞬間的には25万人ほどが同時視聴していたようです。月曜なのにすごいと考えるか、それともテレビと比べたら全然と考えるかは人それぞれかと思います。
カメラは定点カメラが28台、移動式が13台陀ったとのこと。製作を請け負った会社は不明ですが、クレジットに「製作・著作 アース製薬」との表示があり、アース製薬が自らリスクをとってネット配信を行ったことがわかります。

YouTubeを使ったことがないファンのために電話による相談窓口まで用意したそうですから、これからの試合中継のあり方についても大きな一石を投じたと言えるでしょう。
全選手のプレーをたっぷり見られることで、視聴者にとっても新たな気づきがあったようです。プロもわりとミスをすることが分かったり。上位争いだけでなく、予選通過ぎりぎりの争いなども緊張感があります。

ひとつ面白い場面を目撃したので紹介しておくと、この大会の初代女王である服部真夕選手がアプローチを左で打つところが映りました。アプローチが寄らない、いわゆるイップス状態に陥ってしまった彼女がひねり出した秘策。こういうのが見られたのもよかったです。

こういう意識高いスポンサーがもっと増えれば…と思う一方で、だいぶハードルが上がった気もしてしまいますが、ネット中継の増加は今後も期待したいところです。

選手、関係者、スタッフの皆さん、4日間(+1)おつかれさまでした。

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