懲りないサウジ、ブンデスに接触。

海賊放送局・beoutQへの支援がWTOによって認定されたサウジアラビア。さて、次に打ってくる手はなんでしょうか。

まず、ブンデスリーガの中東向け放映権を狙っているという話が。beIN Sportsが持つ権利は今シーズン限りで切れるとのことで、その後釜にとリーグに接触しているのだとか。海賊ではなく正面から堂々と奪うのかもしれません。
被害を受けている側のbeINは、再開したセリエAの中継を辞退しました。

中東だけでなく、フランスやオーストラリア向けの放映権を来シーズンまで保有しているのですが、スーパーカップをサウジで開催するなど、サウジとの距離を狭めているセリエAへの対抗措置のようです。

セリエAもさすがに慌てたか、放映権料の値引きを提案したとみられ、1週間で放送は復活しましたが、しばらく火種はくすぶり続けることとなります。
サウジとカタールの断交により、beINはサウジから締め出される形となっていますが、サウジの当局はbeINが市場を独占しているとして、正式に放送免許を取り消すとともに、日本円で3億円近い罰金を課したとのこと。

結局のところ、まだまだ懲りてない感でいっぱいです。次の戦場はプレミア・ニューカッスルの買収が承認されるかになりそうですが…。beoutQの放送もまだ止まってないそうですし、各国のリーグはサウジとどう付き合うのか、改めて態度を明確にすることを求められます。

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