タイソン復活。ジョーンズ&ジョーズと対戦。
あのマイク・タイソンがSNSでトレーニング動画を公開し、いよいよリングに帰ってくるのでは…と言われる中、いささか拍子抜けなニュースが。ディスカバリー・チャンネルでサメの生態に迫る特別番組に出演するとのこと。
映画「ジョーズ」のモデルとされるホオジロザメに、特殊なかごに入ったタイソンが接近するそうですが…なるほど。リングではなくケージで復活するのですね。
…という話は実はフェイントにすぎず、正式にボクシングのエキシビションマッチが発表されました。9/12に同じく元ヘビー級王者のロイ・ジョーンズJr．と対戦します。
この試合を配信するのが「Triller」(トリラー)というアプリで、放映権料は5,000万ドル。有料課金になるとのこと。
Trillerはアメリカ版TikTokとも呼ばれており、ヒップホップ系の音楽が強み。規模ではまだまだTikTokに及ばないものの着実に成長しているとのこと。
最近は中国に対する締め付けも強くなってきてますし、いまが打って出るチャンスと見ているのかもしれません。大統領選挙の前にはやっておきたいところでしょうか。ただ、従来のユーザーとは明らかに異なる層を狙っているわけですから、今後の戦略を含めて見ていきたいところです。
こうなると、日本では放送されるのか？という話になります。連休明け早々にも発表されているかもしれませんが、いくつか候補を。
Trillerは日本法人を設立しているので、日本でもTrillerでの配信になるというのが第一候補。その法人にはDLEという映像制作会社が出資しており、その親会社がABC(朝日放送)であることから、朝日系列が次の候補でしょうか。スカイAとかBS朝日とか。
あとはボクシングならWOWOWでしょうか。民放各局が出資してますのでプレミアムなコンテンツと判断すればそちらに持っていくのは充分あり。ただ、WOWOWの中の人はこれをボクシングだと思っているのかはちと疑問です。
試合だけでなくドキュメンタリーの制作などさまざまな方向でマネタイズをはかるのでしょうが、こういった昔の名前で出ています的な試合がどこまで受けるのかは注視せねばなりません。DAZNが配信したYouTuber対決とはまたベクトルが異なるだけに。
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