セリエA、15%出資受け入れに7社が名乗り。

救世主か、それともハゲタカか。セリエAはコロナ禍による財政の建て直しのために最大15%の出資を受け入れることを決め、投資先を募ったところ、7社から提案が届いたそうで。

最初に名乗りを上げたのは投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズで、22億ユーロで20%出資するというもの。それに続き、ベイン・キャピタルが30億ドルで25%出資という提案を出しました。

さすがに競争激化を怖れたのか、15%というキャップをかけたことになりますが、近々予定されている2021-22シーズンからの放映権入札とも絡み、水面下での戦いが始まっております。
出資者は金額と提案内容によるコンペ方式で決まることになりますが、7社の中で注目してみたいのはやはりベイン・キャピタルでしょうか。高値を付けていることもありますが、セリエAのクラブ経営に精通しているマルコ・ファッソーネ氏をコンサルタントに迎えたと報じられています。
ユヴェントス、ナポリを経て、インテルではGMに、そしてACミランではCEOに就任。辣腕をふるいましたが、FFP(フィナンシャル・フェアプレー)違反の疑惑をかけられ解任されてしまいます。

捲土重来、こんどはリーグの経営に一枚噛むことになるのでしょうか。結構ぎりぎりな線を狙った提案をしてきそうで不気味です。

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