NFLも大打撃か。ワシントン無観客決定。

2月にシーズンを終えていたためコロナ禍の被害を受けてこなかったNFLですが、やはり災禍から逃れることはできませんでした。

8月に開催される予定だったプレシーズンゲームはすべて中止に。NFLはレギュラーシーズンと合わせて20試合しかなく、ホームゲームはその半分の10試合。ひとつの試合の重みが違いすぎます。

もしレギュラーシーズンの全試合が無観客となった場合、全体の損失は再販市場も合わせて70億ドルに達するという恐るべき試算も出ております。

世界でも最高水準の放映権料に支えられているとはいえ、スタジアム収入を失うのはやはり大きなダメージです。
観客を入れるかどうかは州政府の判断によっても異なってきますが、ついにと言いますか、ワシントンが今シーズンのホームゲームをすべて無観客にすることを決定。今後、他のチームも同様の決断を迫られることになりそうです。
ワシントンのチームは咋シーズンまで「レッドスキンズ」でしたが、先住民に由来する愛称ということで以前から批判にさらされておりました。

そして、最近の黒人差別反対運動のうねりが決め手となり、チーム名を改めることを決定。今シーズンは暫定的に「ワシントン・フットボールチーム」となっています。

経済的にも政治的にも大波乱のシーズン。果たしてちゃんと始まり、ちゃんと終わらせることができるのでしょうか。

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