DAZN、ラグビー版欧州CLの権利消滅か。

来季の欧州CLが配信されるかどうかが取り沙汰されている現在ですが、とりあえず9/22に始まるプレーオフまでにひとつの結論が出るものと思われますので、きょうはラグビーの話題で。

ラグビー版の欧州CL/ELに相当する大会であるハイネケン・チャンピオンズカップとチャレンジカップ。コロナ禍で延期されていた決勝ラウンドが9/19に始まるのですが、こちらの配信予定がDAZNにないという話です。

DAZNは2018-19シーズンから4年契約を結んでおり、まだ2年目のはずなのです。
大会を主催するEPCRは最近になって独自のOTT「epcrugby.tv」を開始しており、放映権が販売されていない国のファンに向けて有料配信を行っていますが、日本はサービス対象に入っています。逆に言えば、日本で放映権を持つメディアはないということになります。

同様にDAZNに権利があるはずのドイツもサービス対象。DAZNドイツの番組表も確認しましたが、やはり配信予定はなさそうです。

だとすれば、契約が途中で解除されたとみるべきでしょうか。しかも延期されたとはいえ今シーズンはまだ終了していないのです。
この件については、EPCRの代理店だったRDAという会社が契約を解除したことが背景にあるようです。そのため放映権はEPCRの自主管理となり、それゆえに自前のサービスを始めることができたのですが、同時に既存の契約にも見直しが入ったようで。

DAZNだけでなく、ニュージーランドのSparkやオーストラリアのRugbyPassまでも見直し対象に入っている模様。契約は契約ですから放送局側の同意がなければ一方的に解除は難しいはずですが、放送局側もコロナ禍でダメージを受けている中、採算性をシビアにとらえているということでしょうか。
ラグビー関連では、松島選手が挑戦中のフランスリーグ・TOP14について、テレ朝チャンネルが契約を更新しなかった模様。いくらラグビー人気にあやかっても、日本人ひとりだけでは厳しいか。五郎丸選手が挑戦したときのWOWOWと同様の結果となりそうです。

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