セリエA出資受入れ、総額17億ユーロに。
以前から何度かお伝えしているセリエAへの出資話について進展があり、総額17億ユーロのオファーを全クラブ一致で承認したとのこと。法律上の問題がないことを確認のうえ正式に契約が締結されます。
セリエAはメディアビジネス部門を手がける新会社を設立し、CVCキャピタルパートナーズら3社が株式10%を取得するとのこと。以前の記事では最大16億ユーロとあったのですが、さらなる上積みを勝ち取っていました。コロナ禍によって減額されてもおかしくない状況の中で交渉力を発揮したようです。
この契約は最低でも6年以上継続するとのこと。また交渉が長引いた要因として、先日またぞろ噂が再燃した欧州スーパーリーグ構想が影響したとのことで、もし本当にリーグが発足したとしてもセリエAとして流出を認めないことを確認していた模様。
株式10%で17億ユーロですから、時価総額に換算すれば170億ユーロ、すなわち約2兆円となります。かなりの高評価だと考えてもよいのですが、放映権契約と解釈すれば6年で2,000億円ですからJリーグのおよそ2倍?と考えることもでき、出資をともなうビジネススキームというのはなんとも複雑です。
既報通り、国外向け放映権の代理店を引き続きIMGが務めることになれば、日本から見ると今後も変化はなく、複数にパッケージを分けての販売が続くのでしょう。先日フジテレビが宙に浮いていたパッケージを獲得しましたが、ファンにとっては悩ましい状況です。
この件についてはDAZNは何もしてないのですが、CLの件もあってDAZNが権利を手放した的な見方をされております。この点だけはちょっと気の毒な気もします。
11/24には来シーズンからの国外向け放映権の入札要項が発表されています。締切は1/11に設定されているとのこと。
この入札は国単位のパッケージに分割されていますが、その上位に大陸単位、さらにグローバルのパッケージが設定されるという変則的な形になっております。
これは前回と同様であり、前回はIMGがグローバルの権利を落札したのであれ~という感じ。今回も同様の結果になりそうな匂いです。
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