アース・モンダミンカップ、BSJapanextなど多媒体で中継。

6/23～26に開催されるJLPGAツアー「アース・モンダミンカップ」。賞金総額3億円とツアー随一の高額賞金を誇ります。

一昨年はコロナ禍でツアー開幕が遅れる中、いち早く感染対策を行い先陣を切って開催にこぎつけました。また、無料でYouTube配信を行ったことでも話題になりました。昨年はU-NEXTでPPVによる中継を行いましたが、購入者数は芳しくなかったと聞きます。

ということで今年の放送・配信予定が大いに気になるところですが、今年はJLPGAツアーの配信を行っているGOLFTVとDAZNに加え、昨年配信したU-NEXTやABEMA、さらに大会公式アプリでも配信を行います。最大4チャンネルでの配信とのことで、詳細については大会公式サイトをご確認ください。

U-NEXTは今年はPPVではなく月額料金の範囲内で視聴可能。ABEMAもプレミアム会員であれば追加料金はありません。公式アプリは3,000円程度のPPVとなります。

テレビについては今年春に開局したBSJapanextがディレイではありますが無料で放送。ゴルフネットワークが有料で放送します。

主催者のアース製薬は賞金額だけでなく、JLPGAツアーに多大な貢献をしてきた存在ですが、放映権の帰属をめぐる争いについては目立ったコメントをしているわけではありません。ただ、一昨年からテレビ中継を取りやめ、ネット配信にシフトしていることを考えると、基本的にはJLPGAの方向性に賛同しているものと思われます。

マルチチャンネルによるライブ配信にこだわっており、映像製作についても自前で行ってきましたが、今年はどんな体制になるのか。1チャンネルはJLPGAの公式映像という扱いになりそうですが、他のチャンネルの権利の帰属がどうなるかは気になるところです。

一昨年・昨年の実績をふまえ、今年は多媒体からの放送・配信という選択肢を選びました。これがどんな結果を生むのかは現時点ではわかりませんが、もし一定の成果が得られるようであれば、来年以降のツアーの中継にもつながる好事例となることでしょう。一企業の努力に頼るのではなく、ツアー全体の財産にしていかないといけません。