WBD傘下のGCN、ニッチすぎて生き残る?

ワーナーブラザース・ディスカバリー(以下WBD)傘下のGOLFTVがサービス終了を発表したことはゴルフファンを大きな動揺を与えましたが、こうなると次に心配になってくるのが、自転車に関する情報を発信しているGCN(Global Cycling Network)と、自転車レースを配信するGCN+の今後です。

GOLFTVの終了後、米PGAツアーの配信はdiscovery+に引き継がれることになっていますが、日本ではdiscovery+は提供されておらず、今後どうなるかは明らかになっていません。GCN+が配信しているレースは現在でもdiscovery+で配信されているのですが、GCN+が終了すれば日本のファンは迷子になってしまうのです。といっても、日本のファンでそれを気にしている人は皆無だったりするのですが。少しは心配したほうがいいのでは、というのは大きなお世話でしょうか…


WBDの幹部であるAndrew Georgiou氏が講演で語ったところによると、GCNはサービスとして成功しており、単独のスポーツを対象としたサービスとしてうまく機能した例だと評しています。この記事はブログにうまく貼れなかったので、以下のURLからご参照ください。


https://www.sportspromedia.com/news/warner-bros-discovery-sports-president-andrew-georgiou-ott-streaming-platforms/


GCNがうまくいっている理由として、情熱的な(passionate)ファンを育成し、ニッチな市場を切り開いたことをあげています。GCNは自転車ファンのための情報提供サービスとして始まり、後にコミュニティ機能を追加。GCN+でレース配信に乗り出したのは2020年からと最近のことです。もちろん、その間にWBD(旧ディスカバリー)は自転車レースのコンテンツを着々と獲得し、ユーロスポーツやdiscovery+で放送・配信を行ってきました。

カジュアルなファンはユーロスポーツやdiscovery+を視聴し、コアなファンはGCN+を視聴するという棲み分けがうまく機能しています。逆にGOLFTVはそれができていなかったことになります。自転車とゴルフ、ともにプレイする楽しみが強いスポーツでありながら、どこで明暗が分かれてしまったのでしょうか。


ということで、GCN+が直ちに終了する可能性は低く、日本のファンも引き続きレース中継が見られるものと思われます。私も来シーズンが開幕したらまた契約しようかなと考えております。


WBDが日本向けの権利も多く押さえてくれていることには賛否両論あるかと思いますが、これだけのレース数が視聴できる環境にあることには感謝すべきでしょう。でも、日本市場が成功しているかの評価はまた別です。決して安穏とはしていられません。

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