DAZN、イギリスでも値上げ。

DAZNが、本社のあるイギリスでも値上げを行っていました。従来は月7.99ポンドでしたが、2/6から月額19.99ポンド、もしくは年額99.99ポンドに改定されています。

月額の値上げ幅が大きいことから、年間契約に移行させたい意図は明白です。アメリカでも同様の料金設定になっていますが、ボクシングがコンテンツの中心であることが共通します。

もともとDAZNはボクシングのビジネスモデルをPPVからサブスクに変えたいという野望を持っていましたが、経営者が変わってからは後退し、一部試合でPPVを導入しています。

昨年は格闘技関連で積極的に動いたDAZN。マッチルームとの契約を延長し、「MF & DAZN:X Series」を新設。さらに複数の団体と契約を結び、コンスタントに興行を提供できるようになりました。サブスク一本はあきらめたものの、今後はサブスクとPPVの折衷案を模索しているといったところでしょうか。

日本でも昨年PPVの実験が行われており、今後一部の試合でPPVがまた導入される可能性があります。ただ、イギリス(およびアメリカ)のサービスが特殊であることを考慮すると、日本でも同様にビッグマッチをどんどんPPVにしていく流れにはならないかと思いますが…そこはしっかりマーケティングして頂きたいところです。