Netflix、2度目のライブ配信で障害発生し謝罪。
これまで頑なにライブ配信に参入してこなかったNetflixですが、最近になって態度を軟化させています。昨年はアメリカでF1の放映権に入札したことでも話題となりました(結果はESPNが落札)。
まずはエンターテインメントの方向でライブ配信を実施し、やがてはスポーツに参入・・・といったシナリオが予想されますが、Netflixにとって2回目のライブ配信となったリアリティショー「Love is Blind reunion special」で障害が起こってしまったとのこと。開始時刻になっても配信が始まらず、1時間以上遅れてしまったとのことです。
大量の同時接続をさばく必要があるライブ配信は、ストリーミング業者にとって鬼門とも言えます。Netflixでさえもその呪縛から逃れることはできませんでした。
世界で2億人以上の会員を抱えるNetflixですから、同時接続数がどれほどになるか予測するのは難しく、インフラ整備にも多大なコストがかかります。今回のコンテンツは英語限定だったそうですが、Netflixの得意とするグローバル展開も言語の壁を越えるスポーツ中継ではかえってアキレス腱になる可能性があります。
最近だとdTVの井上尚弥戦が記憶に新しいところ。開始が遅れたという点では、U-NEXTが独占配信した「RIZIN LANDMARK」を思い出します。最近スポーツで勢いづいているU-NEXTも、この失敗を乗り越えて現在があります。果たしてNetflixはスポーツに手を出すのか。その場合、まずは限られた国でテストするのか、それともグローバル展開を選択するのか。今後の動きを注視したいところです。
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2023.04.20 00:21