【女子W杯】FIFA、日本の放送局を批判していた。
日本において女子ワールドカップの放映権が決まっていない問題について、朝日新聞も記事にしてきました。残念ながら有料なので最初の部分しか読めないのですが。
通常は全文読めなければ取り上げないのですが、読める部分だけでも気になる箇所があったので取り上げます。5/28にFIFAが日本の報道陣に対して以下の文言が入ったメールを送っていたというのです。
「日本の放送局に女子サッカーの価値を認めてもらい、私たちの試合に見合った対価を支払うように求めたい」
この文言、先日取り上げた「ゲキサカ」の記事にも含まれていました。この時は、引用元であるオーストラリアのメディアの記事にはこんな内容が含まれていないと指摘したのですが、出所が別とはいえ、どうやらFIFAによる日本の放送局への批判は存在していたようです。
そうならそうと書いてくれればいいのに・・・とも思うのですが、ゲキサカの記事の信憑性を疑っていた筆者としては、ごめんね、と謝罪申し上げます。
先の朝日新聞によると、すでに民放各局は放送を断念する方針で、NHKなどが検討しているとのこと。昨日の記事にも書いた通り、開幕まで50日を切った現在の状況から番組編成を変えることは難しいでしょうし、スポンサー集めも困難でしょう。
よって、比較的柔軟に対応できるであろうストリーミング系のどこかが権利を獲得し、日本戦をNHKにサブライセンスするというのがもっとも現実的な解と言えます。NHKは放送枠を空けて待っているでしょうから、直前まで交渉したっていいわけです。開幕は7/20、日本の初戦は7/22ですから、それこそ開幕戦を捨ててもいいくらいです。
日本のグループリーグの試合日時は以下の通りとなっています。初戦は土曜日なので、地上波で放送してもそこそこの視聴率は期待できるでしょうが、2,3戦目は平日の昼間であり期待はできません。夜中よりも昼間のほうがむしろ厄介なんですよね。
- 7/22(土) 16:00 vs.ザンビア
- 7/26(水) 14:00 vs.コスタリカ
- 7/31(月) 16:00 vs.スペイン
日本の放送局が女子サッカーの価値を認めるかどうか以前に、この時間帯にスポンサーが集まるかが問題です。FIFAがそれを言うのであれば、スポンサーを集めるために必要な時間を与えるべきでした。価値を決めるのはFIFAではなくスポンサーなのです。
もちろんNHKにしたって懐に余裕があるわけでもなく、言い値で買うようなことはできません。覚悟を持って、一度ぎりぎりまで粘るべきではないでしょうか。
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