【スポニチ】ラ・リーガ、来季もDAZNで配信。

スポニチによると、来シーズンもDAZNがラ・リーガを配信するとのこと。


ただ、この情報はとくに新しいものではありません。WOWOWがDAZNと行っていたサブライセンス交渉が決裂し、WOWOWは今シーズン限りでラ・リーガの放送を断念したことが判明しています。このことから、少なくとも来季の放映権がDAZNにあることは明白です。

まだ分かっていないのは、現在の契約がいつ切れるかです。スペイン国外における代理店のMediaproが結んでいる契約は来シーズンまでなので(その後28-29まで延長)、遅くとも来シーズンには切れることが分かっています。ですから、今シーズンか来シーズンかの二者択一になりますが、ここは追加情報待ちです。


もし今シーズンまでだった場合、来シーズンから新たなサイクルに入ることになりますので、DAZNは複数年契約を結んでいることでしょう。WOWOWとの交渉についても放映権料がさらに上がっていることが推測されます。


来シーズンまでだった場合は、WOWOWとのサブライセンスは単年ごとに契約していたことになります。同じサイクルの中で放映権料が急激に上がるとは考えにくく、円安によるものか、もしくはWOWOW側の予算が縮小されたことも考えられます。そして、また改めて次期サイクルに向けた争いが始まることになります。

DAZNがWOWOWにサブライセンスを出してきたのは、ソフトバンク(スポナビライブ)から権利を引き継いだことに由来していますが、放送とインターネットで棲み分けができることから成立してきたわけですね。


2年前には、WOWOWがオンデマンドの配信を止められるという出来事がありました。これは、WOWOWが放送契約なしで直接オンデマンドと契約できるようにしたことで、権利の棲み分けが崩れたことが理由と考えられます。その後、オンデマンドでの視聴は放送契約があるユーザーに限定して復活しています。

さて、某サッカー好き芸能人の方がTwitterで、知人から聞いた話として「U-NEXTがラ・リーガを配信する」とツイートしたことをご存知の方もいるかもしれません。噂レベルの情報では取り上げるわけにはいきませんし、この時点でDAZNが権利を持っていることは分かってましたので、信憑性は低いという理解です。でも、知人から聞いた話だというので完全に無視もできないという・・・なんとも困りますね。


一般的に、同じネット配信の業者どうしでサブライセンスを行うケースは少ないです。しかし、昨年SPOTV NOWはABEMAにプレミアをライセンスしています。こちらもいちおう無料と有料で棲み分けされているのですが、ABEMAでも一部の試合は有料配信ですから、完全な棲み分けではありません。


つまり、放映権料が自社だけで賄えるレベルを超えていれば、同じネット配信業者どうしでもサブライセンスが成立する余地があるわけです。なので、U-NEXTなどで配信される可能性は現時点では低いと言わざるを得ませんが、ゼロではありません。もしDAZNがサブライセンスを出すのであれば、それだけ放映権料が高騰しているのだと理解しましょう。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000