ドイツDAZNが値上げ。ブンデス・CLが上位プランに。

ドイツのDAZNが7月4日にプランの改定を実施しました。今年1月に料金プランを3つに分離していましたが、それぞれに変更があります。


  • DAZN World
    • 月額9.99ユーロは据え置き。新たに年間契約を導入、月額6.99ユーロに。
  • DAZN Standard
    • プラン名を「DAZN Super Sports」に変更。
    • 月額24.99ユーロは据え置き。年間契約で月19.99ユーロに。
    • 従来視聴できていたブンデスリーガ・欧州CLがUnlimited専用に。
  • DAZN Unlimited
    • 月額29.99→44.99ユーロに値上げ。年間契約で月29.99ユーロに。
    • NFL Game Passの料金を35%割引。(年171.99→111.99ユーロ)

おそらく多くのユーザーはブンデスリーガや欧州CLを視聴しているものとみられます。DAZN Standardプランで視聴していたユーザーはUnlimitedへの移行を余儀なくされ、また既存のUnlimitedプランのユーザーにとっても、実質的に年間契約を迫られると言ってよいでしょう。


もともとブンデスリーガや欧州CLを視聴していないユーザーは、年間契約を選択することによって実質的に料金を下げることもできますが、該当する人は少なそうです。

昨年9月の記事では、ドイツのDAZNが12~18か月以内に黒字化を見込んでいるとのこと。そのための最後の切り札と言ってよさそうです。逆にこれで黒字化できなかったら、もうDAZNのビジネスには後がないのかも。なにせこれまでの累積赤字が大きすぎます。


月44.99ユーロ、日本円だと約6,900円。日本のDAZNも将来、このくらいの水準まで値上げされていくのでしょうか。もちろん物価やコンテンツの違いがありますので同列には語れないのですが、ユーザー数が飽和し今後も大幅な伸びが見込めないのであれば、その方向に進んでいくことは決してないとは言えません。

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