開幕3日前。フィリピンで女子W杯放送が決定。
FIFA女子ワールドカップの開幕3日前にあたる7月17日、フィリピンの衛星放送大手であるCignal TVが放映権を獲得したと発表されました。フィリピンは日本とともに開幕直前まで放映権の契約が結ばれていない出場国のひとつでした。
フィリピン代表の試合は、系列の無料チャンネルであるOne Sportsを通じて無料放送されるとのことです。それ以外の試合についてはとくに記載がありません。
日本やフィリピンを含むアジア市場における放映権は、2022年4月にFIFAによる入札が開始され、最初の締め切りは6月7日に設定されていました。それから1年以上かけても決定に至らなかったわけで、FIFAが希望する金額に近い入札はなかったのです。ちなみにタイ、マレーシア、インドネシアなどではいまだに決まっておらず、おそらくFIFA+になるのでしょう。
今回は直前の決着になりましたが、どうせどこかが買うだろう、といった姿勢では金額がつり上がる一方であり、どこかで歯止めは必要です。場合によっては放送がなくなることも辞さないという姿勢を見せることも大事かと思われます。今後ユニバーサルアクセスの議論も進んでいくことが期待されますが、そうなると今回のような問題がさらに頻発することも考えられるでしょう。
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