DAZN、欧州でユーロスポーツとの提携延長。

DAZNは、ワーナーブラザーズ・ディスカバリー(以下WBD)と結んでいる提携を2026年まで3年間延長したことを発表しました。


これにより、WBD傘下のユーロスポーツが運営する2つのチャンネルが引き続きDAZNで配信されます。スペイン・イタリア・ドイツ・オーストリア・スイスの5か国が対象です。

この契約は2019年8月に始まり、翌年に2023年まで3年間の延長が発表されています。つまり、2023年8月が更新時期だったわけです。


ユーロスポーツはオリンピックやテニスの全豪・全仏オープン、自転車のツール・ド・フランスなど幅広いスポーツの放映権を保有しており、これらがDAZNを通じて視聴できることはおおいに魅力あるものです。これで来年のパリ五輪も配信されることになります。


なお、ユーロスポーツの2つのチャンネルに収まりきらないコンテンツについてdiscovery+での配信となりますので、WBD側にとってはこちらに引き込むことが狙いとなります。

DAZNは母国であるイギリスでBT Sportの買収に乗り出しましたが、横からWBDにさらわれる形となりました。今年7月にはBTとWBDの合弁会社によって「TNT Sports」という名前に生まれ変わっています。


TNT Sportsはイギリスでプレミアリーグの放映権をSky・Amazonとともに保有していますが、秋に開始される次期の放映権の入札ではDAZNが参入の意志を示しており、TNTと対決することになります。イギリスでは争い、他の国では手を結ぶ。これもまたビジネスです。

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