【追記あり】仏Canal+、プレミアの放映権継続。国内の訴訟は敗れる。

フランスのCanal+が、プレミアリーグの放映権契約を更新したと報じられています。


  • 期間: 2025-26シーズンから27-28シーズンまでの3年
  • 金額: 年間7,500万ユーロ (現在とほぼ同等)
  • テリトリー: フランス、スイス(フランス語圏)、チェコ、スロバキア、ベトナム

プレミアリーグは、まもなくイギリス国内での入札を実施する予定となっていますが、それよりも先にフランスのほうが決まったことになります。また、国内では次期サイクルが4年になるとみられていますが、フランスは3年のままであり、ずれが生じる形になります。

プレミアを確保したCanal+にとって、次の課題は自国のリーグ・アンの放映権ということになります。10月に入札が行われる予定で、2024-25シーズンから5年サイクルとなります。


Canal+は、現在の放映権についてリーグ・アン側との係争がありました。もうひとつのパッケージについて、当初落札したMediaproが撤退。その後、再入札が実施されAmazonが落札しましたが、Mediaproよりも大幅に金額が下落しています。そのため、Canal+は自らが持つパッケージについても再入札を要求しましたが、却下されていました。


この件についてはまだ訴訟が継続しているそうですが、今月になってフランスの裁判所は改めてCanal+の訴えを退け、リーグ・アン側の手続きの正当性を認めたとのことです。

そんな状態で次回の入札に臨むことになるCanal+ですが、カギを握るのは最近になってCanal+と提携する形でフランス市場に参入したDAZNということになります。

【追記 9/25 20:30】

Sportbusinessが報じたところによると、Canal+はリーグ・アンの入札に参加しないとのこと。サブライセンス取得の可能性は残されますが、事実上DAZNにバトンタッチされた形です。

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