WBD傘下のMax、MLB・NBAなどを配信。

ワーナーブラザース・ディスカバリー(以下WBD)は、傘下のストリーミングサービス「Max」(旧名: HBO Max)の中でスポーツのライブ配信を開始すると発表しました。


サービス名は同じく傘下のスポーツ情報サイト「Bleacher Report」から拝借した「Bleacher Report Sports Add-On」に。10月5日サービス開始で、来年2月末までは無料。3月から月額9.99ドルになるとのことです。


ちなみにこれはアメリカ国内での出来事なので、日本には直接関係ないことをあらかじめ申し上げておきます。

10月開始ということで、WBD傘下のTNT Sportsが保有しているMLBのプレーオフに間に合うことになります。また、NBAやNHLについてもシーズン開幕に間に合いました。


来年3月から有料となりますが、これは「マーチマッドネス」の別名で知られるバスケットボールのNCAAトーナメントに照準を当てているものと考えられます。


その少し前の9月27日には、同じくMax内でニュース専門チャンネルのCNNをベースとした「CNN Max」が始まります。2022年3月に旧ワーナーが「CNN+」を開始したものの、4月に合併しWBDが発足すると、あっさり終了してしまったという出来事がありました。


CNNはMaxの下で新たにサービスを仕切り直します。そしてスポーツコンテンツも同様にMaxの下に置くことで、WBD傘下のストリーミングはMaxに集約させる意思を示したことになります。

スポーツ的には、2024-25シーズンをもって契約切れとなるNBAの次期放映権に向けてのアピールだとも考えられます。競合となるのはESPNですが、ESPNの親会社であるディズニーもここ最近経営面で揺れている状態です。一時期はWBDも弱気になっていたと報じられていますが、ここに来て息を吹き返してきたようにも見えます。


ESPNのストリーミングサービスである「ESPN+」は、CATVで放送できないコンテンツを補完する形となっていますが、MaxはCATVで放送するコンテンツも同時に配信する予定であり、方針の違いが出ています。

ESPNもCATVを経由せず、ユーザーに直接サービスを提供する計画があるようですが、かなりのコスト高になると見積もられています。CATV業者との摩擦は、最近発生したSpectrumとの契約更新でも露わになりました。


もちろんWBDも似たような問題は抱えており、月額9.99ドルという設定がいつまで維持できるかは分からないのですが、どうやら攻めのターンに入ったようです。

蛇足ですが、先日NBA Rakutenの大幅値上げが発表された件にともない、NBAの放映権が話題になっているようです。アメリカでの放映権が2024-25シーズンで区切りとなることは上記の通りですが、日本でも同様に2024-25シーズンが区切りになるかどうかは分かりません。


欧州サッカーだと国内と国外でサイクルを合わせることが多いのですが、別に合わせなければならないわけではありませんし、アメリカのスポーツだと関係なく個別に設定していることが多いように思われます。

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