MLBアストロズ&NBAロケッツ、地元TV局を買収。
ともにヒューストンを本拠地としている、MLBのアストロズとNBAのロケッツは、共同で地元のRSN(Regional Sports Network)であるAT&T SportsNet Southwestを買収しました。10月3日付で名前が「Space City Home Network」(以下SCHN)に変更されています。
SCHNの前オーナーはWBD(ワーナーブラザーズ・ディスカバリー)です。WBDはRSN事業の整理を進めており、またNBAやNHLのシーズン開始にあわせて、自社のストリーミングサービス「Max」内でスポーツ配信を手がけることを明らかにしています。
Bally Sportsの破綻でも明らかになったように、RSNはテレビの放映権のみを保有し、ストリーミングの権利を保有していないことが多く、CATV離れが進むことで経営が圧迫されています。
ならばCATVを切り離し、ストリーミングの権利を持っているところで勝負しようというのがWBDの考え方です。CATVは他のチャンネルと束ねて売っていたのに対し、Maxではスポーツに限定されたパックとなりますので、これはこれでコストを下げるのが大変そうですが。
WBDが保有するRSNに関しては以下の状況となっています。また、一部の株式を保有するRoot Sports Northwestについても売却先を探しています。
- AT&T SportsNet Pittsburgh
- Fenway Sports Groupに売却 (9月)
- AT&T SportsNet Southwest
- MLBアストロズとNBAロケッツに売却 (10月)
- AT&T SportsNet Rocky Mountain
- 年内に閉局予定、MLBロッキーズの放映権については帰属未定
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