豪Aリーグがリストラへ。従業員の半数をカットか。

オーストラリア・Aリーグを運営するAustralian Professional Leaguesが、およそ80人の従業員のうち半数近くを解雇すると報じられています。


やはりというか財政難が主な理由のようです。現在アジアカップが開催中ですが、Aリーグは中断されず開催を続けています。もちろん南半球ですから季節の関係もあるのですが、そうせざるを得ない事情もあるのでしょう。

2022年12月、Aリーグはプレーオフの決勝戦(グランドファイナル)についてニューサウスウェールズ州観光局と3年契約を結び、シドニーでの開催とすることを発表。この決定にサポーターが反発し、抗議行動が実施されたことは以前当ブログでも取り上げました。

その後を追いかけておらず申し訳ないのですが、結果としてグランドファイナルの開催地は従来通り、シーズン上位クラブの本拠地となっています。その代わり、シーズン中にシドニーでの集中開催が設けられたそうです。

そもそもプレーオフを実施すること自体がどうなのか、という話もあります。Jリーグでかつて導入された2ステージ制とチャンピオンシップを思い出させます。先日紹介した村井前チェアマンの本でも「悪夢でしかなかった」と記されています。


これによってJリーグは10億円ほどの増収を達成しましたが、お金以上に失ったものもあります。たかが10億円、されど10億円です。

DAZNが3年連続で値上げに踏み切ったことにより、Jリーグの放映権料をどう考えるべきか議論が再燃するものと思われます。基本的に、DAZNの料金を下げたいのであれば放映権料も下げるしかなく、その場合は他の収益源を探すのか、規模を縮小してやっていくしかないわけです。


他の収益源は国内よりも海外を主として探すことになりますから、その点で言うとアジアカップで日本がどんなサッカーを見せ、どんな結果を残すのかは結構重要な話でもあります。

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