Jリーグ開幕節の放送予定追加。BS松竹東急やCATV局も。

Jリーグは、今シーズン第1節のテレビ中継の追加を発表しました。

2月25日(日)に国立競技場で開催される東京ヴェルディvs.横浜F.マリノスはBS松竹東急が中継します。東京ヴェルディはBS松竹東急と今季からオフィシャルメディアパートナーの契約を結んでおり、応援番組などを放送するとしていましたが、さっそく試合の中継も行うことになりました。


また、親会社にあたる松竹もオフィシャルパートナーの契約を結んでいるので、今後コラボ企画などにも期待したいと思います。

また、2月24日(土)に開催されるJ3の岐阜vs.福島は、地元CATV局の「CCN」が放送すると発表されています。こちら、地味なように見えて結構重要な発表かもしれません。


CATV局がJリーグ中継を行うのは、昨年の鳥取(中海テレビ)に次ぐ事例だと思われます。昨年からDAZNとの放映権契約が見直され、J3が対象から外されました。その際、従来は有料放送の権利はDAZN独占だったところが緩和されたものと考えられます。

その後、改めてDAZNとは2年契約が結ばれ、今季もDAZNがJ3を配信することになったわけですが、ローカルでの露出を増やす観点からも同様の事例が増えることを期待します。


なお、従来からDAZNの契約については無料のテレビ中継は含まれていません。なので、先のBS松竹東急についても問題はないわけです。かと言って無制限というわけではないらしいのですが、これも昨年の契約見直しで緩和されたと聞いています。J3だけでなくJ1・J2の露出も増えることを期待します。

これに関連してもうひとつ触れておくと、「Jリーグの日程発表が遅いのでは」という声に対して、Jリーグの公式X(旧Twitter)が日程作成のプロセスについて説明したものがあるのですが、この中に以下の記述がありました。


④開催日・キックオフ時刻の調整(2023年12月下旬~1月中旬)
対戦カードが確定した後、各クラブは週末の開催節について、土曜または日曜のいずれを希望するかを決定し、対戦相手クラブとキックオフ時刻を調整し、希望をリーグに連絡いたします。並行して、各クラブはこのタイミングで地元ローカル放送局への販売を実施いたします。


Jリーグの放映権はリーグ一括管理であり、放映権料は規程に基づいて各クラブに配分されるわけですが、にも関わらず「クラブがローカル局に放映権を販売する」という記述には正直なところ違和感が。


今後、CATV局も含めてローカルでの放送が増えていくのであればもちろん歓迎すべきことですが、この場合クラブ側にも適切なインセンティブが入る設計が必要でしょう。すでにやっているのであれば申し訳ありませんが。また何か分かればお伝えしたいと思います。

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