英女子スーパーリーグ、全試合中継へ。

イングランドのFA女子スーパーリーグ(WSL)は、来シーズン以降の放映権の入札要項を公表し、シーズン全132試合を対象とすることを明らかにしました。


現在は132試合中57試合が中継されており、Sky Sportsが35試合、BBBが22試合を放送しています。放映権料は年間775万ポンド(約14.5億円)とされていますが、もし全試合が売却できれば1,500~2,000万ポンドになると予測されています。

ご存知の通り、イギリスでは土曜午後3時キックオフの試合について生中継が禁止されているのですが(いわゆる3pm blackout)、女子サッカーについては対象から外そうという動きがありました。しかし、現時点ではまだ決定が下されていません。もし解禁されるのであれば、さらに放映権料の増額を見込めるでしょう。

132試合のうち56試合は独占で、残り76試合は非独占のパッケージで販売されるとのこと。候補としては現在権利を持つSkyとBBCのほか、TNT SportsやDAZNの名前もあがっています。現在女子サッカーに力を入れているDAZNですが、母国イギリスではまだ権利を獲得できていませんので、悲願と言えます。

アメリカのNWSLは年間6,000万ドルで新たな契約を結んでおり、今回WSLが大幅な放映権料アップを勝ち取ったとしても、上には上がいると言ったところ。先にあげたDAZNも、今シーズンは女子サッカーを無料配信する方針に切り替えており、まだまだ種蒔きは続いています。

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