【速報】ブンデス、投資受け入れを断念。ファンの抗議実る。

ブンデスリーガを運営するDFLは、投資会社から最大10億ユーロの出資を受け入れる計画を断念しました。


昨年12月、1部と2部の計36クラブ中24クラブの賛成によって可決されたこの案ですが、サポーターは猛反発。抗議活動はやまず、試合が30分ほど中断するといった出来事も起こっていました。

候補となっていた2社のうちブラックストーンは撤退し、CVCキャピタル・パートナーズが唯一の候補として残っていましたが、CVCとの交渉も打ち切りとなります。


投資会社は世界の投資家から集めた資金を運用しているわけですが、その中にはサウジマネーも含まれており、ブラックストーンにもCVCにもサウジの投資ファンド(PIF)からの資金が流入していることをファンは警戒していたようです。

高潔なるファンたちはこうして外資の流入阻止に成功したわけですが、その次に待っているのは次期サイクルの国内放映権の入札です。投資を断った以上は、自力で放映権料を増やし、プレミアを始めとする他のリーグとの競争力を維持する道を作っていく必要があります。それをしないという選択肢もあるわけですが。

この話は決して対岸の火事ではなく、日本にもやがて突き付けられる課題です。アジアNo.1、そして世界に伍するリーグに発展していくにはどうすべきか。また、秋春制導入にともなう雪国対策の資金をどう調達するかなど、検討すべきことはたくさんあります。その先に、今回のような投資会社の資金受け入れという可能性も当然あり得るわけです。

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