エンバペ流出はリーグ・アンの危機か。大統領も介入?
レアル・マドリードへの移籍が噂されているPSGのエンバペ選手。2月27日にはフランス・マクロン大統領が官邸で開催した晩餐会に招待されたとのこと。PSGのケライフィ会長やカタールの首長も出席したそうです。
ということで、大統領が自ら移籍を阻止しようとしているのでは・・・などと言われているのですが、もうひとつのポイントはケライフィ会長がbeIN Sportsを傘下に持つbeIN Media Groupの代表でもあるということ。リーグ・アンの来シーズンからの放映権はまだ確定しておらず、こちらの問題もまたクローズアップされています。
リーグ・アンの次期放映権は昨年10月に入札が行われましたが、希望額に満たず不成立。現在は個別交渉のフェーズとなっています。
現在権利を持つのはAmazonが80%、そしてbeIN Sports(Canal+にサブライセンス)が20%です。また、beIN Sportsは国外向けの放映権も保有しています。80%の部分についてはDAZNが有力とも報じられていますが、決定には至ってません。その背景にエンバペ選手の移籍問題も含まれていると考えられます。
もしエンバペ選手が移籍し、リーグ・アンから離れるとなれば、放映権料に1.4億ユーロの影響が出るという報道も。移籍を阻止するか、もしくはbeIN Sportからさらなる資金を引き出すか。ひとりのスターの流出がリーグの運命をも左右する一大事となっています。
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