Bally Sportsの破綻手続きが6月終了へ。パドレスと和解か。
アメリカBally Sportsの運営会社で、現在破綻処理中のDiamond Sports Group(DSG)ですが、6月18日に開かれる公聴会の場で再建案が承認される可能性が出てきたとのこと。無事承認されれば、昨年3月に申請されたチャプター11(米連邦破産法11条)による手続きが完了することになります。
DSGの親会社であるSinclairと和解したこと、またAmazonから出資を得る交渉が成立したことにより事態が好転。先日は、CATV大手のチャーター・コミュニケーションズ(Spectrum)との契約延長も発表しています。
なお、破綻によりMLB・NBA・NHLの各球団などと結ばれた放映権契約はいったん解除され、今シーズン限定の暫定契約を再度結び直している状態です。そのため、来シーズン以降に向けた再交渉を行う必要があります。おそらく従来の契約よりも減額提示になるでしょうが、それを嫌って離脱するところも出てくるかもしれません。
昨年5月、放映権料が未払いとなり一方的に契約を破棄する形となったMLBのサンディエゴ・パドレスですが、昨年7月に和解が成立していたと報じられています。DSGがパドレスに対して7,890万ドルを支払うという内容です。1,050万ドルはすでに支払われており、残額は破綻処理の終了後に支払われることとなっています。
パドレスのローカル放映権はMLB預かりとなり、地元のCATV局やインターネットを通じて放送・配信が行われています。今回の和解によって再契約を結ぶ可能性もないとは言えませんが、もともと苦しいので真っ先に切られたわけですから、そう簡単に元の鞘に収まるとも思えません。
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