NBA、Amazon・ディズニー含む3社と契約か。

NBAの次期放映権(2025-26シーズン以降)について、現在権利を保有するディズニーとWBDの優先交渉期間が終了したことは先日お伝えしましたが、さっそくと言いますか、Amazonとの契約に合意したのではないかという報道が出てきています。


現在の契約は9年間ですが、新たな契約は10年以上になると言われています。金額については明かされていません。また、2社目にはディズニーが有力視されており、3社目としてWBDとNBCが争っている情勢とのことです。


ディズニー(ABC/ESPN)はNBAファイナルの放映権を維持するものの試合数は減る見込みとのこと。Amazonはカンファレンスファイナルの数試合などを含んだ権利を獲得するとされますが、具体的な切り分けについてはまだ判明していません。

今回新たに出てきた報道で気になるところは、Amazonがグローバルの放映権についても獲得する可能性があると言及されていることです。これまではアメリカ国内の話に限定されていましたが、我々にとっても無関係ではなくなってきました。

グローバルの放映権が対象になっているということは、裏を返せば現在アメリカ以外で結ばれている契約についても2024-25シーズンまでにいったん区切りを迎えることになります。日本で楽天が結んでいる契約についても、契約年数は公表されていないのですが、来シーズンまでにはいったん終わるとみてよいかと思います。

ただ、Amazonのスポーツに対するスタンスは、それぞれの国でプレミアムなスポーツの権利を獲得するというものです。過去にグローバルで権利を獲得したことがなかったわけではありませんが、いまいちしっくりこないものがあります。AppleやNetflixだったら理解できるのですが・・・。


AmazonはBally Sportsへの出資を決めており、NBA15球団のローカル放映権を獲得する見込みとなっています。今回の契約で全米、さらにはグローバルでの放映権を獲得するとなれば、なんとも豪華な3段重ねが完成することになります。

また、Googleが公式のストリーミングサービス「NBA League Pass」に興味を持っているという記事も出てきています。NBA League Passはアメリカ国内向けのものと国外向けのものがありますが、楽天はこのLeague Passも含めて契約を結んでいるため、日本は数少ないサービス対象外の国となっています。


それゆえにこちらも大いに気になる情報です。ただ、Googleもアメリカ国内で「NFL Sunday Ticket」の権利を買ったのが初のスポーツ参入であり、Amazonと同様グローバル展開に興味を示しているのかは疑問です。獲得したとしても国内向けに限定されるように思われます。

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