【速報】ABEMA、J SPORTSとも提携。

ABEMAは、J SPORTSと提携し「ABEMA de J SPORTS」を開始したと発表しました。月額料金は2,180円で、5月19日までに契約すると初月が500円に、5月31日までに契約すると1,000円になります。


この時期のコンテンツと言えば、やはりプロ野球の広島戦をネット配信で中継できることが特徴と言えるでしょう。得意のラグビーはリーグ・ワンのプレーオフ、モータースポーツは6月のル・マン24時間、サイクルロードレースは現在開催中のジロ・デ・イタリアから、6月下旬にはツール・ド・フランスが待っています。

J SPORTSオンデマンドの総合パック(2,480円)よりは若干割安で、Amazonプライムビデオ内で提供されている「J SPORTSチャンネル」(2,178円)と同水準の価格設定になっています。


すべてのコンテンツが視聴できるわけではなく、フィギュアスケートやスキー、バドミントンなど対象外の競技があると記載されています。おそらくAmazonのチャンネルと同様の制限なのではと考えられます。いまの時期はよいとしても、冬が近づくと混乱するかもしれません。

今年2月にはDAZNと提携し「ABEMA de DAZN」、そして4月にはWOWOWとも提携し「ABEMA de WOWSPO」を開始しており、今年3件目のスポーツコンテンツに関する提携です。


ただ、DAZNについては一部試合の無料配信がセットになっていたのに対し、WOWOWとJ SPORTSについては単にコンテンツを持ってきただけのように見えます。ツール・ド・フランスのハイライトが無料配信と書かれていますが、これも昨年すでにやっていたことです。


もちろん、ひとつのプラットフォーム内で視聴できることはメリットなのですが、コンテンツの入口を広げるという観点からはもうひと声欲しいかな・・・というのが率直な感想です。

J SPORTSが中継してきたコンテンツだと、昨年からスーパーフォーミュラがABEMAで無料配信されるようになり、ツール・ド・フランスも一部のステージが無料配信されました。また、WRCも昨年の最終戦(ラリー・ジャパン)から無料配信となっています。


J SPORTSは固定ファンがついている一方で、なかなか新規のファンを取り込めず閉塞感が漂っているのかもしれません。ここ数年の決算をみると、堅実に利益を出してはいるのですが、売上は180億円程度で横ばいです。(コロナ禍だった2021年3月期を除く)


リーグ・ワンのオフィシャルブロードキャスターを務め、スーパーGTなどの公式映像も手がけており、映像製作においては実績を積み上げています。自前でのサービス運営はどうしてもコストがかかりますので、今後は自前にこだわらない方向性も考えられます。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000