EURO放映権の「噂」に対する当ブログのスタンス

まだ正式発表されていない、日本におけるEURO本大会の放映権について、某社が獲得し近日中に正式発表するとの「噂」が流れています。出所をたどると、某スポーツ新聞社の記者を名乗るXアカウントのようです。


この記者は、昨年末にも「DAZNが月額料金を500円値上げする」というポストを行っていました。結果としてこの情報は正しいものでしたが、記者はまず自らの媒体を通じて記事として情報を流すべきであり、このような動きは正直なところ容認しかねます。X上ではいわゆる「噂アカウント」と称される信憑性の薄い情報を流すことでインプレッション稼ぎを行う者がおり、この情報も噂アカウントを通じて広く拡散されることとなりました。


いわゆる「文春砲」などと呼ばれるスクープ記事には、他のメディアの記者が自社で記事にできなかったネタを持ち込むケースがあると聞きます。そういうのはまだ理解できるのですが、実際の記者が「噂アカウント」に餌を与えるというのはどうにも信じ難いものがあります。なので、当ブログのスタンスとしては正式発表までじっと待ちます。

EURO本大会については、UEFAが発表している放送局リストをもとに、この国では放映権が販売されていないという考察を行う動きがあります。当ブログもそのひとつではあることを自覚していますが、これを熱心に行っているのが海外在住の某日本人ジャーナリストです。


当ブログではフランスではまだ全51試合中25試合の放送しか決まってない、という話を取り上げました。放送局リストに載っている国は、何らかの放映権契約が結ばれているというのは当然のことですが、その内容まで詳細に書かれているわけではないことに留意する必要があります。

何試合が中継されるのか、そしてそのうち何試合がライブなのかは分からないわけです。EUROほどの大会であれば多くの国が全試合を中継することが期待されますし、日本でも幸いなことに、これまでは全試合の生中継が続いてきました。ですから、今回もそうなることが当たり前のように思われてますが、その当たり前を疑ってみることも必要です。さすがにすべての国の放送を調べる余裕はありませんが・・・


こういう話が出ると、決まって「●●では放送されるのに日本では~」という紋切り型の批判が出るわけですが、国ごとに放映権料の相場も異なりますし、それぞれに違った事情を抱えています。それらを鑑みず、単純に比較するようなことは当ブログではやるつもりがない、ということを申し添えておきます。

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