【速報】WOWOWがEUROも死守(8大会連続)

時差の関係もありますけど、WOWOWのスタッフは深夜・休日も働いていたようです。本日10時20分にプレスリリースが発行され、WOWOWがEURO2024の放映権を獲得したことが発表されました。


WOWOWオンデマンドでは全51試合を配信。テレビではグループステージ36試合中17試合と、決勝トーナメント全試合(15試合)の合わせて32試合が放送されます。

オンデマンド限定で「ユーロ2024+CL・EL2024-25シーズンパス」の発売も発表されました。年間14,500円に設定されています。


これだけギリギリの決着となりましたので、場合によってはPPVでの提供も充分考えられるところ。価格設定としてはWOWOWの2か月分(5,060円)程度の水準が予想されましたが、CL・ELもセットでこの金額はだいぶ頑張ったと言ってよいかと思います。

ABEMAやU-NEXTなどへの移動も充分に考えられ、かなり厳しい状況にあったとも推測できますが、WOWOWにとって前向きな情報がなかったわけではありません。


それは、4月からABEMAで提供している「WOWSPO」が好調だということです。4月のWOWOWの新規契約数は89,000件に達し、前年の約2倍に。その中には既存契約からの乗り換えも含まれますが、解約数を差し引いた純増数でも前月からプラス24,011件と発表されています。4月が増加となったのは実に21年ぶりとのことです。

5月の契約数は一転してマイナス51,725件となっていますが、多くが欧州CL/ELのシーズン終了にともなうもので、ある意味「EURO待ち」の人々だと考えられます。このあたりの数字が出揃ったことで、WOWOWとしてはCL/EL、そしてEUROに予算をかける決定が下せたことになります。

WOWOWが発行している6月の番組ガイドには、EUROの試合の時間帯に「番組変更の可能性あり」という注意書きがあったことです。守秘義務がありますので、交渉中は情報を出すことはできないのですが、この表現で交渉が継続中であろうことは充分伝わります。精一杯の「匂わせ」だったとも言えるでしょう。

現時点で「WOWSPO」の配信予定が更新されていませんが、おそらくWOWSPOでもEUROが配信されるものと想定されます。WOWOWとしては、通常契約とWOWSPO、そして今回発表したシーズンパスの計3本立てでさまざまなニーズに対応していく形です。

ただ、もちろんWOWOWはスポーツ専門局ではありませんので、スポーツに特化したプランが増えていくことにはマイナス面もあります。今年4月から就任した山本均新社長の経営手腕が具体的に問われていくことになります。


すでに次回のEURO2028についても放映権の販売が行われていますが、今回の発表には2028の記述はありませんので、いったん単発と考えてよいかと思います。その他具体的な情報については、また入りましたらお伝えします。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000