NFL、サンデーチケット訴訟で逆転勝訴。
NFLの全試合を視聴できる「NFLサンデーチケット」をめぐって、6月にカリフォルニア州の裁判所がNFLに対し47億ドルの損害賠償を命じる判決を下しましたが、その判決が一転して覆りました。
NFLには7月31日を期限として異議を申し立てる権利がありましたが、それを行使した結果、判事がNFL側の主張を認める決定を下し、逆転勝訴となりました。
裁判用語は難しいので内容をつかむのが難しいのですが、原告側が損害賠償額を算出した根拠に合理性がない、というのが判決が覆った理由とのことです。
この裁判は独占禁止法違反が争点であり、サンデーチケットは長らくDirecTVが独占で販売していました(昨シーズンからYouTubeに移動)。独占によって価格が不当につり上げられたというのが原告の主張ですが、その説明が充分ではなかったと判断したようです。
また、実際にユーザーが支払った金額ではなく、各種の割引が行われる前の、すなわち定価を使って金額を計算していたことも問題とされています。
NFLにとってはほっと一息ですが、今度は原告のターンとなります。おそらく控訴するでしょうから、今後もこの裁判は続いていくことになります。
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