マリナーズ、映像制作をMLBに移管か。
MLBコミッショナー・マンフレッド氏の発言を報じた「The Athletic」の記事は、残念ながら有料なため詳細を確認できなかったのですが、この記事の中に「シアトル・マリナーズのローカル放映権がMLBに移管される」という記述があったそうで、ある意味マリナーズがとばっちりを受ける形となっています。
旧Bally Sportsの破綻処理によって、2025年は6~7チームがMLBの管理になる見込みですが、マリナーズが7もしくは8番目のチームとして名を連ねることになるのでしょうか。
マリナーズは他の球団と異なり、Bally Sportsとの契約関係はありません。マリナーズのローカル放映権を持っているのは「ROOT Sports」で、WBD(ワーナーブラザーズ・ディスカバリー)が株式の60%、そしてマリナーズが40%を所有していました。
しかし、WBDが業績悪化にともない、RSN(Regionat Sports Network)からの撤退を表明。ROOT Sportsの株式はマリナーズに売却され、現在は100%所有となっています。RSNに出資している球団はたくさんありますが、100%なのは結果的にマリナーズだけとなっています。
ROOT SportsはNBAのポートランド・トレイルブレイザーズと、NHLのシアトル・クラーケンのローカル放映権も保有していましたが、この事態により相次ぎ撤退を表明。主要プロスポーツではマリナーズのみが残る形となっています。
地元メディアによると、2025年も引き続きROOT Sportsがマリナーズの試合を放送するとのことです。ただし、映像制作の一部をMLBに移管するとしています。将来は放映権も含めて移管する計画があるのかもしれませんが、少なくとも地元のファンは来年もROOT Sportsと契約する必要があります。
MLBにローカル放映権の管理を移管した球団は以下の通りです。
- 移管済み
- サンディエゴ・パドレス
- アリゾナ・ダイヤモンドバックス
- 2025年から移管
- クリーブランド・ガーディアンズ
- ミルウォーキー・ブリュワーズ
- ミネソタ・ツインズ
- シンシナティ・レッズ
- 移管が有力
- テキサス・レンジャース
- 映像制作の一部を移管?
- シアトル・マリナーズ
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