豪市場の再編進む。今度はOptusに売却説。

昨年末、DAZNがFoxtelの買収を発表したオーストラリアの市場ですが、今度は通信大手のOptusが、傘下のOptus Sportの売却を進めていると報じられています。


売却先としては、地上波局のNine Entertainmentの名前があがっています。Nineの傘下には同じくスポーツを配信するStan Sportsがあり、両者が統合されることになれば、大きな業界再編となります。

Optusは2016年にサービスを開始。プレミアリーグの放映権を落札し、大きな目玉としました。しかし、2022-23シーズンから新たに結んだ6年契約ではご多分に漏れず放映権料が大幅に値上がりしました。


Optusは回線の契約者に対してOptus Sportを無料で提供していましたが、この値上がりに耐えられなかったのか有料化しています。この流れをみると、同様にプレミアの放映権をひっさげて参入したものの、後に撤退した日本のスポナビライブをどうしても思い出してしまいます。通信料では高騰する放映権料を回収できないのです。

2023年には地元で開催されたFIFA女子ワールドカップの放映権を獲得し、全試合をライブ配信しましたが、ある意味これが最後の花火だったのかもしれません。2027年の次回大会についてはParamount+が放映権を獲得しています。


DAZNもStan Sportの買収を検討していたとも報じられています。結果的にFoxtelに向かったわけですが、Optusにとってはどちらがよかったのか。今後も再編が進んでいきそうな気配です。

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