なでしこ今季初戦、ABEMA&NHKが獲得。

なでしこジャパンの今季初戦、ニールセン新監督にとっては初陣となるシービリーブスカップについて、ABEMAが3試合ともライブ配信すると発表しました。また、NHKはコロンビア戦を生中継、残り2試合を録画中継します。


  • 2月21日(金) 7:00~ 日本vs.オーストラリア ABEMA(生)、NHK総合(録画)
  • 2月24日(月) 4:00~ 日本vs.コロンビア ABEMA(生)、NHK総合(生)
  • 2月27日(木) 12:30~ 日本vs.アメリカ ABEMA(生)、NHK総合(録画)

シービリーブスカップはアメリカで開催され、アメリカ代表と対戦できる重要な大会でありながら、これまで中継には恵まれませんでした。一昨年(2023年)は生中継がなく、JFAのYouTubeチャンネル「JFA TV」でのアーカイブ配信となっています。昨年(2024年)はJFA TVでライブ配信されています(コメンタリーなし)。


日本時間では早朝から昼間にかけての開催であり、テレビ局にとってはレギュラー番組を外してまで編成するのは難しい時間帯です。それならば配信に期待がかかるわけですが、昨年はそれも決まらずJFA TVに落ち着いた形です。

一昨年の開催が終了した後、アメリカ代表戦の代理店がSportfiveに変更されています。この変更は日本にとっては追い風だったと言えるでしょう。昨年はJFA TVではありますがライブ配信にこぎつけ、今年はさらに前進したことになります。

その先にあるのが、2027年の女子ワールドカップということになります。国や代理店によってパターンが異なるのですが、東南アジアでは来年(2026年)の男子ワールドカップとセットで放映権を販売しており、日本もそうなる可能性が浮上しています。前回は高い金額を要求したこともあり交渉が難航し、NHKが数試合を放送したのみにとどまっています。(他の試合はFIFA+で配信)


もし男女セットとなれば、今回の契約は来年を見据えてのいわば前哨戦的な意味を帯びてきます。単独なら単独で、なでしこもしっかり盛り上げて頂きたいところ。


NHKは当然絡んでくるでしょうが、さすがのNHKも単独で購入できる体力はなく、パートナーは多いほうがいいでしょう。その点、2022年カタール大会の権利をNHKとともに獲得したABEMAが今回出てきたのはいいことですし、ABEMAはテレビ朝日とサイバーエージェントの合弁ですから、テレビ朝日もまた意欲を持っていると思いたいところ。逆にフジテレビは業績の見通しがまったく立たない状態なだけに、さらなる参入が欲しいですね。

今回のなでしこメンバーは、WEリーグがウィンターブレイク中であることも考慮され、23人中19人が海外組となっています。これだけ海外リーグでプレーする選手が増えたのは素晴らしいことですが、逆に国内の空洞化も懸念されるところです。今後は海外リーグの試合も多く中継されることを願います。


日本で視聴できる主な女子サッカーですが、まずイングランドのWomen's Super Leagueは公式YouTubeでライブ配信があります。あとはDAZNがいろいろと押さえていますね。昨年できたばかりのAWSNもスウェーデンとフランスリーグを配信しており、今後に期待です。

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