権利の切れ目は映像の切れ目。欧州サッカー放映権の現状

放映権契約が切れると、過去のアーカイブ映像は削除しなければなりません。新たな権利者が決まったとしても、これらの映像が復活するわけではありません。昨シーズンの試合を観たいと思っても、観られないことが多いというのは悲しいことですし、実にもったいないなと思います。


欧州サッカーの場合、一般的には6月末が契約の区切りであることが多いようです。スカパーのオンデマンドやYouTubeチャンネルからはブンデスリーガ関連の映像がすでになくなっていました。


と言いつつも、実はABEMAのYouTubeチャンネルは執筆時点でまだ残っていたりします。だとすれば、来シーズンも・・・と思いたいところですが、スカパーからのサブライセンスである以上、契約的には消さなければならないもののはずで、単に忘れているのではと。

DAZNの海外サッカーのカテゴリをみてみると、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アンは残っています。これらは複数年契約が結ばれており、来シーズンも引き続き配信される予定です。すでにCMも流されています。(EFLが主催する)カラバオカップもありましたので、EFLとカラバオカップも残るでしょう。


その一方で、ベルギーとポルトガルについては消えています。ただ、DAZNの仕様上、カテゴリが消えていることは権利がないという意味ではなく、単に配信するコンテンツがないだけのこともあります。最近は視聴期限が表示されなくなってしまったので、判別が難しくなりました。正直不親切な変更だと思います。

DAZNのYouTubeチャンネルを確認すると、ベルギー・ポルトガルともに昨シーズンのハイライトがまだ残されていました。ポルトガルについては複数年契約の途中と推定され、またベルギーも最近の告知でリーグのロゴが掲載されていますので、両方とも存続するものと思われますが、正式な発表を待ちたいところです。


ベルギーは他のリーグよりも開幕が早く、来シーズンは7月25日開幕となっていますので、そろそろ発表があってもよいかと思います。

そうなると、やはり気になるのはブンデスリーガですが、現時点で新しい情報はありません。また、新たな日本人選手の参戦が噂されるスコットランドなども気になるところですが、それらは発表がありしだい随時取り上げていきます。


一般的に週末に発表するとインパクトが大きいため、早ければ本日にも動きがあるかもしれませんが、もちろん開幕ぎりぎりまでもつれる可能性もありますので、あわてず落ち着いて待つことにします。

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