2027女子W杯、英仏独で放映権が決まる。

先月開催された女子EUROではイングランドが2回目の優勝を果たしました。そのご祝儀というわけではないのですが、2027年に開催される女子ワールドカップについて、イギリスのBBCとITVが放映権を獲得したと発表しています。


なお、イギリスではユニバーサル・アクセス権の規定によって全試合の無料放送が義務付けられています。

前回2023年大会では、ヨーロッパのいわゆる5大国で放映権がなかなか決まらず、スポーツ大臣が共同声明を出すといった事態に発展しました。結果としてEBU(欧州放送連合)がヨーロッパの権利を一括で契約し、各国に販売することで決着したのですが、女子サッカーをめぐる建前と本音が錯綜する出来事だったと言えるでしょう。


前回はオーストラリアとニュージーランドでの開催であり、時差が大きかったことも交渉を難航させました。次回はブラジル開催であり、ヨーロッパからの時差は縮まります。もちろん、ここ数年で女子サッカーの人気が徐々に高まってきたことの事実で、先の女子EUROは盛況だったとのことです。

すでにフランスとドイツでも契約が発表されており、前回とは状況が一変しています。また、アメリカではNetflixが放映権を獲得しました。


日本も前回はぎりぎりまで決定が遅れましたが、ヨーロッパと違い、時差的にはむしろ不利な状況となりますので、今回も苦戦しそうです。FIFAとのパートナーシップを結んだDAZNがひと肌脱ぐといった展開も考えられます。

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