DAZN、スペインのバスケリーグを配信。
DAZNは、スペインのバスケットボール1部リーグ「Liga Endesa」を運営するLiga ACBとの放映権契約を発表しました。2025-26シーズンから5年契約です。
スペイン国内だけでなく、日本を含むDAZNの主要国や、中東なども対象に含まれています。9月27~28日に開催されるスーペル・コパ(スーパーカップ)から配信が開始されるとのこと。
放映権料は年間1,400万ユーロ程度と推定されており、この額は昨シーズンまで契約していたMovistarよりも若干下がっているとのこと。その替わりとして、毎週1試合を無料放送することとなりました。
配信ではなく「放送」だというのがポイントで、DAZNはテレビ局との交渉を進めているとのこと。形としてはサブライセンスになると思われますが、実質的には無料もしくはきわめて安価での契約になるでしょう。リーグは多少放映権料が下がっても、露出を選びました。
これにともない、スペインのDAZNはバスケットボール専用の料金プランを追加しました。料金は月額14.99ユーロ、または年額109.99ユーロとなっています。
スペインのDAZNは珍しく、競技別に料金プランを細分化しています。すでにフットボールプランとモータースポーツプランが提供されており、それぞれ月額29.99ユーロ(年額219.99ユーロ)です。すべてが視聴できる「Pro」プランは月額39.99ユーロ(年額329.99ユーロ)となっています。
DAZNは今年、社内にバスケットボールの部門を新設し、コンテンツを強化しています。日本でもBリーグの放映権が復活しました。さすがにNBAの権利はガチガチに押さえられていて手が出ませんが、FIBAとの契約を足掛かりとして、欧州リーグの権利を獲得する戦略をとっています。
昨シーズンからはフランスの「Betclic Elite」の権利を5年契約で獲得。また、イングランドの「Super League Basketball(SLB)」とはグローバルの契約を結んでいます。こちらは単年契約とのことでしたが、DAZNの番組表をみると2025-26シーズンの開幕戦の配信予定が出ていましたので、おそらく契約を延長したものと思われます。
その一方で、昨シーズンまで放映権を持っていたイタリアの「Lega Basket Serie A」については、イタリア国内の権利がSky Italiaに移動したことが明らかになっています。国外については発表されておらず、微妙な状況です。
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