Paramount、ESPNに挑戦状? バックに中東説も。
先日、イギリスとドイツで欧州CLの放映権を落札したParamount。その前にはアメリカなどでUFCの放映権も獲得。さらに、WBD(ワーナーブラザーズ・ディスカバリー)の買収にも名乗りを上げており、急速に拡大路線を歩んでいます。
スポーツ界においては、傘下にテレビ局を持つアメリカ(CBS)や、オーストラリア(Network Ten)では存在感を示していましたが、いよいよヨーロッパを始めとするグローバル市場に乗り出してきたことになります。
そして、アメリカ市場においてはスポーツ界最大の巨人であるESPNに挑戦状を叩きつける勢いだとのことで、そのためにもWBDはなんとも欲しいところ。
Paramountは昨年、映画制作会社のSkydanceが買収することで合意。今年8月に手続きが完了し、両社は合併。社名はParamount Skydance Corporationとなりました。9月にはスポーツ部門の子会社であるParamount Sports Entertainmentを設立しています。
ESPNの親会社は言わずとしれたディズニーであり、傘下に地上波のABCも保有しています。ですから、映画制作ではディズニー対Skydance、テレビではABC対CBS、そしてスポーツではESPN対Paramount(+WBD?)という構図ができあがることになります。
WBDの買収については、現在Netflix・Comcastを含めた3社の争いとなっていますが、Paramountの提示額は710億ドル(約11兆円)に達しているとも報じられています。これだけ次々と手を打って、その資金はどこから出ているのかと不安になるほどです。
一部メディアでは、中東系のマネーがバックについてると報じています。サウジの政府系ファンドであるPIF、カタール投資庁のQIA、さらにUAE・アブダビのADIAがそれぞれ70億ドル(計210億ドル)を拠出するというものです。ただし、Paramountはこの報道を否定しています。
また、アメリカの投資会社であるRedbird Capitalも支援しています。RedbirdはSkydanceの出資者でもあり、Pamamountの買収にも協力してきました。スポーツ界では2022年にセリエA・ACミランを買収しています。
正直背伸びしすぎな感もあります。もしWBD買収に成功したところで、資金をどうやって回収していくのか。結局のところ負担するのは消費者であり、それが主にアメリカ市場となるのか、それともグローバルになるのか。Netflixが買収したとしても、グローバルになることは変わりなく、だったらComcastのほうがまだましなのか・・・などと、あらぬ想像をしてしまいます。
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