【2025総集編】①: Netflixがスポーツ本格参入。WBC独占の衝撃

1位は国内・海外ともにNetflixとしました。なので、まとめて取り扱うことにします。

2025年はグローバルな規模の話題が増えた年であり、その流れには当然日本も巻き込まれていきます。海外からみれば円安で日本市場の規模は縮小しており、グローバルの大波に逆らうことは難しくなっています。


  • グローバル
    • WBDを買収へ
    • ボクシング、カネロvs.クロフォード戦を配信
    • NFL、クリスマスゲームを配信 (2024年から3年契約)
  • アメリカ
    • WWE・RAWの配信を開始 (2025年から10年契約)
    • MLB、開幕戦やホームランダービーなどの権利を獲得 (2026年から3年契約) ※日本でも視聴可
    • FIFA女子ワールドカップを配信 (2027・2031年)
    • F1の放映権をAppleと争うも獲得ならず
  • 日本
    • WBCの独占放映権を獲得


スポーツではドキュメンタリー中心だったNetflixがライブ配信を手がけるようになったのは、2023年11月に配信した「The Netflix Cup」というゴルフのエキシビションでした。当初は非公式のオリジナル企画が中心でしたが、その後放映権ビジネスに本格参入することになります。

Netflixらしく、グローバルに展開するコンテンツか、もしくはアメリカ国内向けのコンテンツが配信されてきましたが、突然ターゲットを日本に向けてきたのがWBCの独占配信です。これはさすがに予想ができませんでした。Netflixは日本市場にどんな旨みを感じたのでしょうか。日本を通じて何かしらの実験を行うつもりなのでしょうか。

アメリカ国内ではMLBの放映権に参入しています。この試合は日本でも視聴できることになっていますが、今後日本でMLBの放映権に参入してくるのでしょうか。その場合、現行の契約は2028年までとされているので、早くて2029年からということになります。


そして、もうひとつ注目されるのが広告ビジネスです。NFLなどの中継では広告枠を高額で販売し、放映権料の全部ではないにしろ、一定の割合を回収できたものとみられます。これを日本でも踏襲するのであれば、従来は地上波で流されていたCMがNetflixで流され、テレビ局が得ていた収入も移ることになります。

テレビ局とNetflixが今後どうつきあっていくのかも問われます。WBCの番組制作には日本テレビが協力することが明らかになりました。また、TBSやフジテレビもNetflixと提携しており、オリジナルのドラマ作品などを提供しています。


テレビ局側も単なる下請けに成り下がるつもりは毛頭なく、日本発のコンテンツをグローバルに展開する足掛かりとしてNetflixを利用しようとしています。ただ、今後Netflixがスポーツを通じてライブ配信の領域に浸食していけば、テレビ局の広告をさらに奪っていくことになります。今後の関係性は変化せざるを得ません。

Netflixの資金力は他のスポーツからも注目されています。従来の国ごとの枠組みを超え、グローバルで放映権を販売する動きも増えつつあります。欧州CLの入札では、新たに「グローバル・ファーストピック」というパッケージが投入され、Netflixの参入がおおいに期待されました。


結果的に入札は不成立に終わっています。Netflixが参加したかどうかもよく分かっていません。しかしながら、名前をちらつかせるだけでも他陣営にとって脅威であり、値段をつり上げる効果はあるものと思われます。

そして、年末に入ってきたWBDの買収のニュースは、世界のエンターテインメント業界の構図を大きく塗り替える出来事となりそうです。もちろんスポーツにも大きな影響が出てきそうですが、どんな変化が生じるのか注視していきたいと思います。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000