韓国JTBC、W杯放映権料の一部が未払いか

韓国のテレビ局・JTBCなどが破綻した問題で、FIFAへの放映権料に一部未払いがあるとのこと。日本のTBSが「独自」として報じたもので、よく情報をつかんだな・・・と感心しますが、もちろん想定されるシナリオではあります。


放映権料が高額の場合、分割払いになるのはよくあることです。視聴料金や広告収入が入ってくる前に全額支払うのでは大変です。

JTBCは、地上波を出し抜いてオリンピックとFIFAワールドカップの放映権を「両取り」したことで大きなインパクトを与えましたが、その反動もまた大きなものでした。


放映権料がいくらだったかと言うと、FIFAワールドカップについては1.25億ドル(約200億円)と報じられています。JTBCは今回と2030年の2大会の権利を獲得しましたが、この金額は今回分のみのようです。


韓国の人口は約5,000万円で、日本の約40%です。日本の放映権料は300~350億円と報じられていますから、人口比だと割高だと言えるでしょう。

オリンピックの放映権については、2026~32年の計4大会分で、合計2.3億ドル(約380億円)とも報じられています。日本では975億円なので、40%を掛けるとほぼ同水準といったところです。

それ以前に、ゴルフのLPGAに対しても放映権などが支払えず、契約を打ち切られていたことは以前の記事でお伝えしました。現在はどうなっているかというと、ニューヨークの裁判所で審議が行われており、現在は和解勧告が出されているとのこと。ただ、和解してもLPGAもまた債権者リストに名を連ねることになるかもしれません。

さて、このまま放映権料が支払えなければ、最悪決勝トーナメント以降の放送が打ち切られるのではと報じられていますが、これについてはさすがにFIFAもそこまでの措置はとれないだろうと予想しています。最悪、サブライセンスを受けている公共放送のKBSがなんとかするのではと。


ただ、2030年大会の契約は破棄されるでしょうし、その場合は再入札となります。韓国ではユニバーサル・アクセス権(普遍的視聴権)の制度があり、90%以上の世帯で放送する必要がありますので(WBCは75%)、入札できるところは限られます。


ただ、今度はネット企業が主体となって、テレビ局にサブライセンスを出す仕組みも浮上しそうです。日本におけるABEMAやDAZNと同じ方式ですね。

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