イタリアDAZN、Skyにチャンネル提供へ。
イタリアでセリエAの放映権を分け合っているSky(毎節7試合)とDAZN(毎節3試合)。この度パートナーシップを組み、DAZNが独自に編成したチャンネルをSkyに提供するという。
そのチャンネルにはセリエAの1試合も含まれるとのことで、Skyの視聴者にとっては観られる試合が毎節8試合に増えることになる。また、DAZN独占となっているセリエBについても試合提供が期待される。
もともとはSkyがバーやホテルなど法人向けに提供しているサービスにDAZNが乗り入れるという形から両社の提携が始まったとのことだが、それを一般視聴者に対しても一部拡大した形。
また、やはりイタリアでも放映権が分散されたことへの不満は強いようで、その緩和策という側面も当然あるものと考えられる。
8月からヨーロッパのDAZNではユーロスポーツのチャンネルが設けられ、テレビがOTTにコンテンツを提供する形となったが、今度はOTTがテレビにコンテンツを提供する形。
OTTのメリットは見逃し視聴だが、これは権利元との契約条件によってテレビ側の持つ配信サービスでも実現は可能。日本のスカパーオンデマンドを例にとっても、許諾を得られた一部のコンテンツについては見逃し視聴が可能となっている。
テレビのメリットは録画できることだが、OTTでそれがまったくできないかと言うと…いや、公式が認めることはないだろうし、権利元がうんと言うこともないとは思いますが、方法がないわけではないです。ゴホンゴホン。
他にも両者の持つメリット・デメリットを踏まえて、同様の合従連衡は出てくるでしょうけど、ユーザーの利便性向上を第一に考えていただけるとありがたいです。
0コメント