無観客試合の苦労と実況アナの苦労と。

日本でも全国で緊急事態が解除される日が近づき、ようやくスポーツ再開の動きが出始めております。そのためには、すでに再開した他国の情報を参考に管理のルールをしっかりと定めることが欠かせません。

先週ブンデスリーガが再開。試合の運営には細心の注意が払われていますが、それを中継する日本のスタッフも同様に対策が必要です。そんな話を当日実況を担当されたおなじみ倉敷保雄アナウンサーが語ってくださっています。
筆者はたまにラジオを聴いていますが、ラジオ局のスタジオでもドアを開放したり、出演者の間にアクリル板を設置したり、マスクをつけたまま話したり。もちろんリモート出演もあります。

音しかないラジオでは音質が大事ですが、それを犠牲にしても感染対策を徹底しています。それでも著名なパーソナリティーの方が複数感染してしまったのは実に不幸なことでした。

実況コメンタリーも基本的には音だけでの勝負であり、同様の苦労があることがよくわかります。また、対策ができるスタジオの数にも制約があり、ブンデスリーガの中継においても日本語コメンタリーがつく試合数はまだ少ないようです。そういえばリーグ中断前のDAZNもだいぶ絞ってましたね…いまとなってはだいぶ昔の話に感じますが。

選手やスタッフ同様、中継に携わる人たちも仕事が激減する事態に見舞われております。試合が再開しても、最小限の人数で回す状態がしばらく続きそうです。スタジアムで観戦できない代わりに臨場感を届けてくれる彼らの仕事にいま一度リスペクトを送りたいと思います。
ついでと言うわけではないのですが、鮮度が落ちないうちに紹介しておきたい記事をもうひとつ。

「Jリーグジャッジリプレイ」の司会でも知られる桑原学さんのインタビュー。サッカー実況者になるまでの道のりが赤裸々に語られております。必読です。

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