GCNレースパス、開始から3週経過して。

8/1にサービスを開始した「GCNレースパス」。まだまだ発展途上であり、改善すべき点はいろいろとありますが、日本のスタッフの皆さんは少ないリソースの中で頑張ってらっしゃるのだろうと思います。

ユーロスポーツの映像が日本でそのまま観られることが最大のメリットであり、かつ制約となります。配信開始前になぜかスヌーカーの映像が出てしまったり、表彰式の前に配信がぶった切られてしまったりするのも、結局はユーロスポーツの編成の都合です。

昨年までのDAZNであれば国際映像が届いていたはずですが、GCNではユーロスポーツからダイレクトで届いている模様。独自のテロップも入りません。

その代わりにマルチ言語のコメンタリーが選択できたり、コースマップなどの情報が常に見られるなどのメリットもあります。CMが入らないのも大きいですね。

日本語コメンタリーはいまのところ小俣さん、木下さん、土井ちゃんの3人で回してますが、そろそろ追加がほしいところです。
そんな中でも朗報と言えば、Webブラウザからの視聴ができるようになったことでしょう。予想以上に対応が早かったです。アプリからでもテレビにキャストすることはできますが、新たな投資が必要になったりしますし、選択肢はもっとあるべきです。

また、最近話題となっている「Apple税」に対するソリューションともなります。アプリ経由での課金だけではApple税を免れることはできないのです。
観られるレースの数は権利の都合で国によって変わるため、さっそくサービス初日の8/1に配信された「ストラーデ・ビアンケ」が観られなかったという苦情がアメリカのユーザーからもたらされたようです。

GCNのサイトにあるFAQが更新されており、「レースの放映権は複雑で簡単には獲得できない」と大人の事情をぶちまけております。希望者にはAppleかGoogleを通して返金をリクエストしてほしいとのこと。

日本についても放映権の問題はつきまとい、アプリに表示があるけど配信されないレースがあったり、逆に配信予定に書かれてないレースが配信されたりしています。

最新情報についてはGCN JapanのtwitterやFacebookで確認して頂ければと思いますが、基本的にユーロスポーツがグローバルの放映権を獲得しているレースについては期待してよいかと思います。

もちろん他の購入者がいれば配信されないわけですが、確認できているのは8/23(日)に開催されるフランス・ナショナル選手権のみです。(JSPORTSで放送)
ユーロスポーツが保有する放映権については、DAZNが配信していたときに調査したものがありますので改めて紹介しておきます。

GCNの配信スケジュールは今年末まで発表されていますが、じゃあ来年はどうなるのかと気にされる向きもあるかと思います。基本的にはかつてのDAZNと似たラインアップになると思われますが、近々予想を出してみたいと考えております。あくまで予想ですが。

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