スカパー!サッカーセット値下げへ。セリエA失う。
スカパーが10月からのサッカーセットについて改定を発表しています。すでにDAZNが放映権獲得を発表しているベルギーに続き、セリエAとポルトガルの名前がありません。月額料金も3,035円→2,480円(税込)に下がるとのこと。
一般的に放映権を失ってもわざわざプレスリリースは出しませんけど、数字はそれ以上にモノを言う。この値下げという事実はかなり痛く、シーズン開始直前に急遽コンテンツ追加!という可能性を自ら打ち消してしまってます。
そして、DAZNが揺らいでるがゆえに待望論もあった欧州CLも可能性が大きく下がりました。まぁ、万が一獲得できた場合には専用パックを作るんでしょうけど。
なお、ラ・リーガについてはスカパーにWOWOWが乗り入れているのでそれ経由で視聴する形となります。
ポルトガルリーグが消滅したことで、オンデマンド限定で提供していた「ブンデス・ポルトガルLIVE」は「ブンデスリーガLIVE」に変更。料金も月999円→888円となります。
コンテンツの増減に応じて価格も変動させるのか。それともサブスクリプション方式で変えないのか。好みはあるでしょうが、少なくともコンテンツを失った結果値下げというのはユーザーからの印象を悪くします。
本丸だったセリエAについても陥落のようです。スカパーは今シーズンまでの2年契約を結んでいましたが、そもそも日本向け放映権を持つIMGでは原則的に来シーズンまでの3年サイクルで販売しており、謎の空白が存在していました。
対するDAZNもスカパーの発表後に放映権獲得を発表していますが、こちらは契約期間について明記されていません。
2社に分かれたことにも様々な憶測があるようです。複数のパッケージに分けて入札を行うことはよくありますので、分かれることもありますし、独占になることもあります。
国内向けの放映権であれば、独占禁止法に抵触しないよう全てのパッケージを独占できないようルールを設けることがありますが、外国向けについては基本的に適用されません。放映権料の総額を少しでもつり上げたいがゆえの戦略の範疇でしょう。
来季のセリエAがどうなるかは分かり次第お伝えします。あと、WOWOW以外のラ・リーガの行方もね。
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