英進出のViaplay、次期EFLの放映権に興味。

今月初めにイギリスでサービスを開始した、スウェーデン初の配信サービス・Viaplay。2024-25シーズンから始まるEFLの次期サイクルの放映権に入札する意向と報じられています。そうなると、長年放送してきた現在の権利者・Sky Sportsとの競争激化は避けられません。

今季から日本のDAZNでも配信されていますが、EFLが管轄するのは2部～4部リーグとカラバオカップなどです。そして、現時点では限られた数の試合しか放送されていません。これはイギリス国内でも同じ状況です。

もともとイギリスでは「3pm blackout」のルールが存在しており、土曜午後3時キックオフの試合は放送できません。ですから、イギリスよりも海外のファンのほうが多くの試合を観られる状態が続いているわけです。

EFLは次期サイクルからこの3pm blackoutを撤廃することを計画しています。また、限られた試合ではなく全試合の生中継をめざしているようです。これが実現すると、イギリス国内に限らず海外のファンにとっても好材料となります。

Viaplayはイギリス上陸に先駆け、スコットランド・ウェールズ・北アイルランドのサッカー代表戦の権利を獲得。また、有料チャンネルのPremier Sportsを買収し、ラ・リーガなどの権利を得ています。

スポーツだけではなく、エンターテインメントを合わせたサービスであり、料金は月額14.99ポンド(約2,500円)とのこと。スポーツファンにとってみれば、SkyとBTに次ぐ第3のサービスに課金するのもなかなか大変です。DAZNもEleven Sportsもたどり着けない第3極の位置に、北欧の雄が到達することはできるのでしょうか。